初心者には簡単に~もっと深く知りたい。手作りパンキッチン。

パン作りをする人のためのパンキッチン

パリで迎える新年

2016年5月にワーキング・ホリデーを利用し、20代最後のチャンスと、単身フランスへ渡ったパン職人のイヌイ ヒカリさん。日本のパン屋で7年働いた経験を活かし、フランス語経験が浅いながらも、パンの仕事と料理をしたかったから、と飛び込んだフランスでのリアルライフをお届けします。ノルマンディー地方の田舎町サン=ローで4カ月過ごし、ヴェルサイユ宮殿からほど近くにあるブーランジェリー&パティスリー「Au Chant du Coq」にてパン製造を担当。
※ヴェルサイユは、パリ中心部から電車で約1時間の街。

Bonne Anne’e!! あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

さて、初めてフランスで年越しをするということで、有名な凱旋門に行ってきました!
前に進むのが大変なくらい、人がものすごく多くて全く凱旋門まで近づけず、特別に設置されたスクリーンを見ながらの年越しとなりました。

凱旋門には、こんな風に3Dマッピング(プロジェクションマッピング)が映し出されていて、次々に映像が変わっていくんです。
本当に綺麗でしたよ。

2017年へのカウントダウンが始まって、歓声とともに花火が打ち上げられるんです!
周りの人たちは、口々に「bonne anne’e!!(新年おめでとう!)」と声を上げ、ハグしあったり、シャンパンを開けてお祝いをして、すごい盛り上がりなんです。

だけど、花火の打ち上げ場所が凱旋門の近くすぎて、正直大丈夫かな?と心配になりましたけど、なんかさすが海外って感じですね。
花火の上がり方が豪快でした!!

最後は、子供が書いた絵が映し出されて終わりました。
なんか日本よりあまり新年らしさが感じられなかったんですけど、仲間みんなで集まって盛り上がる感じは日本と同じだなぁと思いました。

そうですよね。
街中は日本のカウントダウンも若い人で盛り上がっていますね。

フランスと比べてみると、日本はお正月飾りや御節、初詣に行くような慣習もありますし、そういう違いも面白いですね。

そして、一晩明ければ街はすっかりガレット・デ・ロワの季節になりました!!
街の至る所に美しいガレット・デ・ロワが!

ガレット・デ・ロワは、お店によって中のクリームとかパイ生地の作り方も少しずつ違うでしょうけど、値段が高い店だと表面の模様が綺麗な繊細に作られていて、安いお店だと単純な格子状になってる・・・というのをよく見かけますね(笑)

こっち(フランス)の人は、ほぼ毎日デロワを食べるんだとか・・。
皆とてもパーティー好きというか、クリスマスからずっとパーティーの日々が続いている感じ。友達や家族とか親しい人と集まって、その時にデロワもみんなで食べるそうなんです。

私も、フランス人家族の新年パーティーにお呼ばれしたので、店の人と行ってきたんです。

テーブルには、スペアリブのローストとか手作りの料理がずらっと並んでて、私に合わせて作ってくれた和食の卵焼きやほうれん草の胡麻和えも!ここの家庭ではパーティー用のお皿も揃えて持ってて、本格的ですごいな~と感心しながらも、 料理をたくさん食べて幸せな新年でした。

ちなみに、今お世話になってる店のデロワも食べました。
残念ながらフェーブは当たりませんでしたけど、、笑。

読んでくださってるみなさんは、どんな新年だったんでしょうか。
今年も良い年でありますように。

次回は、Parisからすぐ行ける世界遺産のシャルトル大聖堂と中世都市プロヴァンを紹介しますね。

イヌイさんが体験された凱旋門での貴重なカウントダウン。
それに、フランス家庭のパーティーに参加できるなんて、なかなか味わえないよい新年でしたね。

今年もよろしくお願いします。
また、次回楽しみにしてますよ。
Merci Beau Coup!

Photo&Text:Hikari Inui

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