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パン作りをする人のためのパンキッチン

【12月料理編】ごぼうのインボルティー二、他

1年の締めくくり、新年を迎える準備、本格的な冬への体の整え。そんな慌ただしい時期だからこそ、寒さを乗り越えて元気な体を支える旬の食材に気を遣いたいものです。12月は、体を芯から温める食材が実に豊富なのですから。

ごぼうのインボルティー二
ごぼうのインボルチィー二
煮詰めたごぼうの芯の部分をくり抜いて、その中に和牛ともち豚の合挽きミンチを詰めてロースト。前菜風に仕立てました。スープはごぼうの煮汁に山椒を加えて味を整えたもの。さらにポンカンのジュレを下に敷きました。ミンチのあっさり感とごぼうのしっかりとした口当たりのバランスが絶妙で、ジュレの甘みがほっこりとして、和風の前菜感を誘います。

そば粉のガレット
そば粉のガレット
そば粉を豆乳で溶かし、ふっくらと。これをフライパンで丸く引き伸ばして、その上にチーズ、季節の野菜とベーコンをトッピングしてオーブンに入れます。そば粉の香りと風味を感じながらいただきます。実はそば粉は、小松菜との相性が実によくその旨味を口の中で感じることができます。

あんこうと下仁田ネギのパスタ
あんこうと下仁田ネギのパスタ
あんこうのがらで取った出汁で、身、肝、下仁田ネギを軽く火入れします。そこにパスタを絡めて、完成です。あっさりとした色合いに下仁田ネギのグリーンが鮮やかで、どことなく和風の雰囲気。味わいもあんこうの身の柔らかさとネギの甘みが引き立ちます。

百合根のジェラート
百合根のジェラート
百合根本来の甘さとサクッとした独特の口当たりを味わうために、小豆あんを載せたパンの上にジェラートと冷製、ふたつの百合根をトッピングしました。小豆あんの甘さとはまた違った百合根のほのかな甘味、さらに実の存在感が、これまでにない食感を楽しませてくれます。

協力:Restaurant URA
TEXT & Photo:Pain Kitchen. Tetsuro Nanya

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