今回はライ麦生地に、カレンズとクリームチーズを合わせたパン。
カレンズは、地中海原産のレーズン(干し葡萄)の品種の一つで、一般的なサルタナレーズン等に比べて粒が小さく、パンや菓子の材料などによく使われます。
ライ麦パンは、酸味があって素朴な味わいが美味しいパンなのですが、ライ麦特有の風味が苦手な方もいるので、和らげるためにクレームエペスと合わせた生地です。生地作りはべたついて扱いにくいので、レシピとしては中級以上、そろそろ凝ったものを作りたいなと思われている方は、ぜひトライしてみて下さいね。
調理時間 | Lv | 卵使用 | 乳使用 |
180分 | × | ○ |
材料(3個分) |
ライ麦パン生地(約200g作る場合) 強力粉(オペラ)66g ライ麦粉44g 塩 2 g インスタントドライイースト 1g クレームエペス33g 水 52g ※足し生地(発酵種) 11g(無くても可) フィリング 仕上げ その他の道具 |
ボウルに、強力粉・ライ麦粉・塩を入れ、丁寧に混ぜる。(イーストと塩が直接当たると発酵障害が起きるため)
インスタントドライイーストを入れ、丁寧に混ぜる。足し生地(発酵種) 、クレームエペス、水を入れ、ボウルの中で粉気が無くなるまで混ぜる。
作業台に生地を出し、台にこすり付けるように、弾力ができグルテンが繋がるまでこねる。生地が繋がったら、表面が滑らかになるまでたたく。薄く膜が張る状態になればOK。
生地を120g量り分け、カレンズを混ぜ合わせる。バットに、白生地・カレンズ生地を並べる。
【1次発酵】 ラップをかけて温かいところで約30分
白生地、カレンズ生地、それぞれを3等分する。丸め直し、バットに並べる。
【ベンチタイム】ラップをかけ、温かいところで約15分間置く。
カレンズ生地でクリームチーズを包む。白生地をガス抜きし、麺棒で丸く伸ばす。(直径約10cm)表面に霧吹き(水)をかける。カレンズ生地を更に白生地で包み閉じる。閉じ目を底面にし、天板に並べる。
【2次発酵】ラップをかけ、温かいところで25分~30分置く。
(オーヴンを250℃に予熱し、焼成の準備をします。)
表面にかるく小麦粉を振りかけ、ハサミで切れ目(2カ所)を入れる。オーヴン(250℃)で約11分焼成
発酵種を入れることで、香りや風味をよくなり、ソフトなパンに仕上がります。
発酵種を作るには、このレシピで、一度発酵種を入れずに生地を作ります。分割前の段階で発酵種用に生地を分け、冷蔵庫で保存しておくと、次回の足し生地(発酵種)に使えます。今回のレシピ動画では、フランスパン用の残り生地(一次発酵を終えた状態)を使っています。