日本のパン屋で7年働いた経験を活かし、フランス語経験が浅いながらも、パンの仕事と料理をしたかったから、と飛び込んだ、フランスでのリアルライフをお届けします。滞在中はフランス内を移動しながら、パリの店を目指します。
イヌイさんとは、7時間の時差を超えFacebookのメッセンジャーで、編集部オガワとやりとりさせて頂いた内容をまとめています。
※サン=ロー(Saint-Lo):パリから西へ約305km/モンサンミシェルから電車で約1時間の町
初回記事ありがとうございました!
自分の事が載って、
日本の時の仲間からコメントもらったりして、
不思議な気分でした。
サン=ロー(Saint-Lo)を散歩する余裕ができたんですよ。
こちらこそありがとうございます!
暮らしぶりやフランスの方の日常が見れるのは、
新鮮ですよ。
サン=ローって、パリから離れてるけど、フランス語って、やっぱり訛ってたりする?
まだ自分が半分も理解してないので、どうかなと思いますけど、
同じ単語でも違って聞こえる気が。
田舎町ですしね。
お世話になっている農場でも、
英語も全く通じなくて、フランス語のみ。
セルジュシェフとかは、
私がフランス語がわからないのを知ってるから、
ゆっくりしゃべってくれるんですけど、
覚えてる単語も少なくて、
何言ってるのか意味わからんし、
2、3度聞き直してもわからなくて・・・困った顔をすると、
セルジュはため息をついて、会話を諦めます(笑)
あー、そうかぁ。
なんか聞いてるだけで胸が痛くなってきました。
生活するとなると、身振り手振りで伝える範疇を超えて、
細かいとこは難しいよね。
ため息つかれると、本当に落ち込むんですけど、
それはフランスに居てるのに
フランス語ができない自分が悪いと思うので、
仕方ないっすね。(笑)
普段、辞書は作業の邪魔になるし、
その場で調べるのは追い付かないので、
今は空き時間に携帯の無料アプリで単語の勉強をしてるんです。
毎週末のマルシェに向けてパンの仕込みが始まると、
手伝いにフランス人が4人位来るんです。
だんだん一緒に過ごす時間が増えてきて、
その人達の性格もわかって来たおかげで
覚えた単語とその時の状況を合わせて考えたら、
言われた事の3割は正解するようになりました(笑)
でも、3割正解ってけっこうすごいと思うな。
「タベル?」「オヤスミ」とか、
逆に知ってる日本語を話してくれたりしますよ。
情けないんですけどね(笑)
気遣いがうれしいですね。
アンタ、もう知っとるやろ?!と思いますけど(笑)
お互いもどかしいながらも、
少しずつコミュニケーション取れてる感じが
安心しますよ。
ところで、
サン=ローの町を散歩するって言ってたけど、
町の中を移動するときは、自転車かなんかで?
田舎なんで、みんな車移動がほとんどで、
自転車はあんまり見かけないかも。
あとはバス もありますよ。
ちなみに、ここから街中まで徒歩50分ぐらいです(笑)
サン=ローは馬産地みたいで、
障害物レースの競走馬が集まって、
大会が開かれたりするそうなんです。
競走馬とは全然関係ないですけど、
この前は、ツール・ド・フランスの出発地点でした。
最初びっくりしたんですけど、馬小屋なんですよ。
めっちゃ広いんで、小屋と呼べないかも。
馬小屋(?)っていうけど、
見た雰囲気は、お屋敷のようですね。
ずらーっと馬小屋が並んでて。
タテガミのところ、
お団子結びみたいで、かわいくないですか?
のどかだなぁ。癒されますねぇ。
サン=ロー聖母教会です。
ご存知の通りフランス語が不便なので、
詳しいことがわからなくて申し訳ないんですが(苦笑)
歴史的な建物が残っていて、
絢爛豪華じゃなく、厳かな雰囲気が気に入ってます。
すごく街並みが綺麗なんですけど、
フランスの人は、街並みが綺麗なのは当たり前の事で、
それを守ることも当たり前に思っているだなぁと思います。
だからかどうかは、わからないですけど、
人の輪を大切にするのも、当たり前にできるのかなぁ、
っと思ったりもしてます。
人をそうさせてるのかもしれないですね。
文化の違いは、やっぱり面白いですね。
次回はどうしますか?
Salut!
ではでは、次もお便り楽しみにしてます!
Merci Beau Coup!!
Photo:Hikari Inui、 TEXT:Pain Kitchen
Pole Hippique de Saint-Lo(サン=ロー馬センター)
Eglise Notre-Dame de Saint-Lo(サン=ロー ノートルダム教会)